ビッグクラブも金欠...だが本田圭佑のボタフォゴはリーグ再開に異論 (4ページ目)

  • リカルド・セティオン●文 text by Ricardo Setyon
  • 利根川晶子●翻訳 translation by Tonegawa Akiko

「開始直後のリーグ戦は無観客試合にするとサッカー協会は言っているが、サポーターの健康は守っても、選手の健康は守らないのか。コロナが怖くて無観客でやるというなら、無選手でやるべきだ。それにプロのサッカーはショーだ。観客なしで試合をして何の意味がある?」

 そうしたなかで、いっそヨーロッパ同様にシーズンを9月スタートにしてはどうかという案も浮上している。

 ブラジル人にとってサッカーは宗教に近い。いつも身近にあって喜びを与えてくれるもの、心のよりどころだった。しかしその日常が突然変わってしまった。サッカーのない世界は、ブラジル人にとってあまりにも現実離れしていて、恐怖さえも感じるほどだ。

 サッカーがなくなったことで、世界のどの国よりもショックを受けているのはブラジルではないかと思う。

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