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ビッグクラブも金欠...だが本田圭佑の
ボタフォゴはリーグ再開に異論 (2ページ目)

  • リカルド・セティオン●文 text by Ricardo Setyon
  • 利根川晶子●翻訳 translation by Tonegawa Akiko

 全国リーグは注目度が高く、動く金額も州リーグとは比べものにならない。そのためどのクラブも、どうにか全国リーグを完璧な形で開催したいと望んでいる。

 もともと財政的に豊かでないブラジルのクラブチームにとって、リーグ再開は死活問題だ。

 コリンチャンスは数日前に、電気代を払えずすべての電気を止められた。クルゼイロは選手、スタッフすべての給料が払えず、数カ月前にリバプールと世界一を争ったフラメンゴも4月から全員の給料を大幅にカットした(フラメンゴでは40年間務めたマッサーがコロナに感染して亡くなっている)。セリエA(1部)のビッグクラブでさえこんな状態なのだから、下部リーグのチームの状況は本当にひっ迫している。

 しかし、そんな中で唯一、早期再開に異を唱えているのが本田圭佑の所属するボタフォゴだ。ボタフォゴのカルロス・モンテネグロは、過去に二度ボタフォゴの会長を務め、現在は相談役を務めるチームの重鎮。本田の移籍に関しても大きく関わった人物だ。そのモンテネグロがリーグ再開を急ぐ風潮に一石を投じた。

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