東京五輪出場国のバランサー、
守備的MFたち。フランスの17歳に熱視線 (3ページ目)
東京五輪では優勝候補の筆頭とも言われるフランスは、今やヨーロッパで一番注目されるMFエドゥアルド・カマビンガ(17歳、レンヌ)を擁する。レアル・マドリードのジネディーヌ・ジダン監督も、来季に向けて獲得を熱望しているという。
カマビンガは、フランス代表を支えてきたクロード・マケレレやエンゴロ・カンテの系譜を継ぐセンターハーフだろう。守備センスに長け、ボール奪取数も目立って多い。アフリカ系特有のプレーリズムは独特だ。体をくねらせながら、関節を外しているかのように、手足を伸ばしてボールを絡めとる。ボールを奪った後の推進力も、弾丸が飛び出すように強烈だ。
アフリカ代表として五輪に出場するコートジボワールの代表MFフランク・ケシエ(23歳、ミラン)は、アフリカ人特有のパワーとスピードで中盤を暴れまわる。エレガントなMFとは言えないが、フィジカルの利を生かして球際で勝利し、無骨ながら一気に相手ゴールを突くパスも見せる。チームにダイナミズムをもたらす選手だ。
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