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東京五輪の見どころポジションSB。
その宝庫はブラジルかフランスか (3ページ目)

  • 小宮良之●文 text by Komiya Yoshiyuki
  • photo by Mutsu Kawamori/MUTSUFOTOGRAFIA

 フランスU-23代表テオ・エルナンデス(22歳、ミラン)は、レアル・マドリードが投資をしたことでもわかるように素質は十分。スペイン時代は守備面の課題が多く出ていたが、左足キックは大きな武器だ。

 スペインU-23代表マルク・ククレジャ(22歳、ヘタフェ)も、リーガで1.2を争うパフォーマンスを見せる。バルサの下部組織育ちで、そのテクニックは申し分ない。エイバル、ヘタフェというクラブで守備面を鍛えられ、大人の選手に成熟した。

 そして、カナダ代表アフォンソ・デイビス(19歳、バイエルン)は規格外と言える。左ウィングからコンバートされ、めきめきと頭角を現している。マーキングやカバーリングなど、ディフェンス面ではまだ改善の余地はあるが、スピードは桁違いだ。

 一方の右サイドバックは、ベンジャミン・パバール(21歳、バイエルン)、ノルディ・ムキエレ(22歳、ライプツィヒ)などフランス人の台頭が目立つ。2人ともCLベスト16のチームのレギュラーを務める。また、コリン・ダグバ(21歳、パリ・サンジェルマン)もフィジカル面で優れ、貴重なバックアップとなっている。

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