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エムバペに続く「至宝」も。
ビッククラブが狙う仏産「金の卵」たち (3ページ目)

  • 中山淳●取材・文 text by Nakayama Atsushi
  • photo by AFLO


 インサイドハーフやトップ下を主戦場とする攻撃的MFでありながら、ウイングやボランチもそつなくこなせる理由はそこにある。ボールタッチの柔らかさも含め、「フランス版イニエスタ」と言っても過言ではないだろう。

 デビュー2年目にあたる2017−2018シーズンからスタメンに定着し、プロ4シーズン目を迎えるアワールは、現在リヨンのエースナンバー8番を背負ってチームの顔へと飛躍を遂げた。今ではフランス代表招集間近とされ、その市場価値は70億円とも80億円とも言われている。

 果たして、次のマーケットでビッグクラブへステップアップ移籍を果たすのか。アワールがリヨンに入団した時に背番号8を背負い、現在スポーツダイレクターを務めるジュニーニョ・ペルナンブカーノの決断が注目される。

 一方、かつてエデン・アザール(レアル・マドリード)を輩出したリールにも、アワールと同じ21歳のタレントがいる。パリ・サンジェルマンの育成センター出身で、エムバペと同じボンディ出身のアタッカー、ジョナタン・イコネである。

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