柴崎岳を目覚めさせた名将の手腕。変貌したデポル、降格圏を脱出 (5ページ目)
指揮官は、柴崎の長所を高く評価。3-4-2-1に近い布陣を組むなか、守りの負担を減らす(アルバセテ戦では、守備強度の高いナイジェリア代表MFアグボ・ウチェと組ませていた)ことで、攻撃的特性を引き出している。プレーのリズムを与えることで、守備の改善も促しているのだ。
バスケスは、デポルを一変させた。
「このグループを率いるのは難しくない。ただ、トレーニングさせる。そこでひとりひとりの強度を少しずつ上げ、試合に挑む。勝利が自然に確信になるのだ」
バスケスの言葉である。
2月1日、反転攻勢中のデポルは、9位のラス・パルマスを本拠地リアソルで迎え撃つ。
5 / 5