2019.12.20

大迫勇也の「重要度」に黄色信号。
ブレーメンが大敗続きで自信喪失中

  • 了戒美子●文 text by Ryokai Yoshiko
  • photo by AFLO

 ブレーメンが3連敗と苦しんでいる。第14節は最下位パーダーボルンに0-1で敗れ、続くバイエルン戦は6-1の大敗。そして直近の第16節はホームでマインツに0-5と敗れた。順位も急降下し、降格圏が目の前の15位となった。

 マインツ戦の前半8分、味方のパスが相手ディフェンダーにあたって大迫勇也の足元に転がると、大迫はディフェンダーを背にしながら反転、シュートに持ち込んだ。シュートはGKにセーブされて実らず、結局、これがこの日の大迫にとって唯一のチャンスとなった。

大敗したマインツ戦に先発、69分までプレーした大迫勇也(ブレーメン) マインツの先制点は2分後の10分。GKからのロングボールをアダム・シャライがポストプレーでレビン・ウツトゥナリにつなぎ、ウツトゥナリはロビン・クアイソンにスルーパス。クアイソンはダイレクトでネットにボールを突き刺した。手数の少ない効率のいいゴールだった。

 その後、ブレーメンは15分、19分と自らのミスからたて続けに失点。士気が失われていくのが明らかだった。38分にはCKからクアイソンにハットトリックを許し、勝負はついた。69分、大迫に代えてクラウディオ・ピサロを投入するが、成す術もなかった。

『ビルト』紙はマインツ戦の歴史的な大敗を受けて「普通なら監督は解雇だろうが......」とした。だが、いまのところフロリアン・コーフェルト監督の立場は揺らがないようだ。

 マインツ戦後、フランク・バウマンSD(スポーツディレクター)は「いつも我々は話し合っている。この状況から抜け出せると確信している」と語り、「コーフェルトへの信頼はいまでも無限なのか?」との質問に「もちろん」と即答している。

 その一方、ビルト紙の表現によれば、「初めて」コーフェルトが公然と選手を批判した。

「自分の責任についても考えます。でも正直なところ、今日に関しては選手について話すべきで、監督がどうこうという話ではない。だれも最初からよくなかったし、これでは私はこのチームを率いることはできないです」

 バウマンSDもこの日に限っては選手に厳しかった。