メッシの本音「2-1の時はサスペンス」。バルサがリヨンに快勝
「ルイス(・スアレス)が疲れているなと思った時は、監督に『自分も攻める』と話していたんだ。自分をFWで使ってもらえるように監督を説得するつもりだよ(笑)」
試合を決めるダメ押しの4点目を叩き出したバルセロナのジェラール・ピケは、笑顔でメディアに答えた。4人のディフェンダーに囲まれながらラストパスを出したリオネル・メッシのアシストもすごかったが、自陣のディフェンスラインから敵陣のペナルティエリア内まで疾走し、メッシからのパスをもらったピケの動きもすばらしいものだった。伸ばした左足でパスに合わせることができたのも、体躯に優れたCBだったからこそのゴールだった。
リヨン戦で2ゴール2アシストの大活躍を見せたリオネル・メッシ(バルセロナ) 先週はレアル・マドリードがアヤックスに1-4と敗れたのに続き、前日にはアトレティコ・マドリードが、クリスティアーノ・ロナウドのハットトリックによってユベントスの前に敗れていた。
チャンピオンズリーグ(CL)、スペイン勢最後の砦としてホームでリヨンと戦うことになったバルセロナ。結果は5-1という快勝で、心配は杞憂に終わったが、メッシの3点目、そしてピケのゴールが決まるまでは、けっして安心することができなかった。
前半のうちにメッシとフィリペ・コウチーニョのゴールで2点をリード。さらにリヨンのGKアントニー・ロペスがコウチーニョとの接触プレーから負傷して交代し、余裕の試合展開かと思われたバルセロナ。だが、57分にルーカス・トゥルザールに1点を返されると、スタジアムの雰囲気は、どちらがリードしているのかわからないくらい大きく変わった。アウェーのバルセロナまで駆けつけた約5000人のリヨンサポーターが大きく盛り上がり、9万人を超えるバルセロナサポーターは静まり返った。
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