2019.02.22

「私はVARのビッグファン」CL逆転勝利で
グアルディオラは余裕の会見

  • 了戒美子●文 text by Ryokai Yoshiko photo by Getty Images

 チャンピオンズリーグ(CL)決勝トーナメント1回戦、シャルケ対マンチェスター・シティの一戦は、シティが2-3で順当勝ちを収めた。

 ドイツでは国内リーグに比べてCLのほうが集客に苦労しており、盛り上がらないこともあるのだが、この試合のチケットは完売。スタジアムは5万4417人の観客で埋め尽くされた。試合の前日から、街ではマンチェスターなまりの英語がたくさん聞こえ、試合後、彼らは上機嫌でスタジアムをあとにした。

シャルケ戦で同点ゴールを決めたレロイ・サネ(マンチェスター・ユナイテッド) 試合後の記者会見で、集中したのはVARの話題だった。デイリー・テレグラフなど英国の主要な新聞の記者たちが、次々に「VARはどうだったか」「中断した4分半はどうだったか」と、ジョゼップ・グアルディオラに尋ね続けた。

 彼らが問題にしているのは、シャルケが1点をリードされた38分、PKで追いついたシーンだ。シャルケのダニエル・カリジウリが放ったシュートは、ゴール前にいたマンチェスター・シティのDFニコラス・オタメンディの手に当たったように見えた。だが、主審はハンドを取らず、そのまま試合を続行。それに対してシャルケの選手たちがいっせいにVARを要求した。

 ここまではいつも見かける光景だが、主審はなかなかVAR用のモニターを見に行こうとしない。その理由は、機器が故障していたからだというのだ。その後、両チームのキャプテンを呼んで状況を説明するなどしたが、結局、故障が長引くことがわかり、主審は自身でPKと判断したというわけだ。

 これについてグアルディオラは、「私はVARのビッグファンだ。あのシーンはPKだった。(前半45分のシャルケの)2点目もPKだった。レッドカード(後半23分にオタメンディが2枚目のイエローを受けた)もレッドカードだった」と潔かった。