岡崎慎司、戦友・香川真司を語る。
「並々ならぬ思いが絶対にある」 (3ページ目)
岡崎が目の前にある壁を乗り越えてやろうという気概に満ちているのは、話がトッテナム・ホットスパーのFWソン・フンミンについて及んだときにも感じた。26歳の韓国代表アタッカーは、今シーズンの公式戦で16ゴール・9アシストの大活躍。岡崎も「今シーズンだけではなく、昨シーズンもすごかった。普通に考えても、アジアのナンバーワン・プレーヤーであることは間違いない」と褒め称えていた。
ただ、素直に活躍を認めたくない自分もいるという。
「単純に『すばらしい』と思いつつも、やっぱり自分も今と違う状況になれば、必ずそれを超えるパフォーマンスができると思っている。今は、そのための準備期間。運を引き寄せるためには、やることをやっていないといけない。今はそれを踏まえてやっていますね。負けていられないですよ、若いやつには」
香川にエールを送り、ソン・フンミンにライバル心を燃やす──。いずれも現状に満足せず、高みを目指す岡崎の考えがよく表れていた。
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