ストイコビッチからジャカとシャキリまで。
コソボ紛争をサッカーから理解する
今年5月、W杯ロシア大会が開幕する前に『VOGUE Wedding』がドラガン・ストイコビッチ(愛称ピクシー)の愛娘アーニャのウエディング・パーティを特集した。アーニャがかつて名古屋にいたころ、『VOGUE JAPAN』のインターンをしていたことから実現した企画である。
名古屋グランパスエイトでは選手だけではなく、監督も務めたストイコビッチ
誌面ではセレブが集う南仏コート・ダジュールでカップルを祝う宴の様子が展開されている。ドレス姿のアーニャを見ると、父親が現役を引退した2001年、家族揃って名古屋を去る際、小牧空港でインターナショナルスクールの友人たちに最後まで手を振っていたあの小さかった女の子が、と思えて感慨がひとしおであった。またその新婦と腕を組んでヴァージンロードを歩くストイコビッチの少してらいを含んだ晴れやかな表情は、「家族はサッカーよりも大切」と言い切った男の生き方を醸し出していた。
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