日本代表の若手の勢いを見た
原口元気は「自分の強み」を考えた (3ページ目)
若かったころの原口からは「バランスのいいプレー」などという言葉が出てくることはなかっただろう。だが、ドイツでプレーを続けてきた現在、原口の武器はゴールに迫ることだけでなく、攻守に頑張り切れる献身性や、90分間をとおして走り切れるスタミナなど、多岐にわたる。
攻撃一辺倒で、得点をとってアピールすることばかり考えがちな若い選手たちを見れば見るほど、原口の強みを再確認できることも事実である。
「もちろん、(若い選手たちに)刺激される部分もある。でも、やはり自分ができることは違うなとも思うし、同じもので勝負するのではなくて、せっかくいろいろなことができるのだから、それを示していければな、と。今回、代表に来てそう思いました」
「いろいろなことができる」原口は、ハノーファーでもチーム浮上のカギを握っている。
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