2018.10.12

メッシへの依存度がさらに上昇…バルサはCLタイトルを奪還できるか

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倉敷 小澤さんに伺います。エルネスト・バルベルデ監督は選手を育てることに長けている指導者ですか?

小澤 アトレティック・ビルバオ時代でも証明されているように、上手な監督だと思います。たとえば僕がアトレティックへ行った時にバルベルデが監督をしていたのですが、彼はBチームの試合のみならず、ユース年代の下部組織チームの試合までしっかり観に行っていました。しかも、カンテラの選手はほぼ全員の名前を言えるくらいで、とにかく選手を育てる意識が強い指導者という印象を受けました。

 とはいえ、現在バルサのBチームは2部から3部に転落していて、しかもクラブのフロントの方針によってホセ・アルナイスがレガネスに移籍したように、優秀な若手選手が次々と売却されてしまっているのが現状です。バルベルデは若手を育てようとしているのですが、育てられるだけのタレントがいないという点が問題ですね。

今シーズンのバルセロナの基本フォーメーション倉敷 たとえばバルサには左サイドバック、ジョルディ・アルバのバックアップがいません。フロントにラテラル(サイドバック)を獲得しようという動きはあるようですが、チーム内で名乗りをあげられそうな選手はいますか?

小澤 Bチームにマルク・ククレジャという選手がいましたが、彼もエイバルに移籍してしまいましたので、現状、アルバのバックアッパーはトーマス・フェルメーレンということになります。そのフェルメーレンも左サイドバックで先発出場したラ・リーガ第6節レガネス戦の失点の責任を負わされるなど、評価は高くありません。とはいえ、同点に追いつかれたシーンは彼自身の問題の前に右サイドでのクロスへの対応が悪すぎるという気もします。

倉敷 昨シーズンは突然のネイマール退団があり、バルベルデは彼の穴を埋めるために従来の3トップにこだわらず左右が非線対称な2トップのシステムでほとんどの試合をうまくやりくりできました。では、今シーズンはここまでどうアプローチしているのか、を伺おうと思います。