データが示す「史上最強のメッシ」がアルゼンチン代表で輝けない理由 (5ページ目)

  • サイモン・クーパー●文 text by Simon Kuper 森田浩之●訳 translation by Morita Hiroyuki

 ニューヨークを拠点とするデータアナリストのクラウディオ・フローレスは「Whoscored.com」のデータを使って、2014年のワールドカップでのアルゼンチン代表と、2013~14シーズンのバルセロナを比較した。

 アルゼンチン代表のボール支配率はわずか55%だったが、バルセロナは68%だった。代表でのメッシは、バルセロナでプレーするときに比べて、ドリブルの回数が50%多い。「重要なパス」も代表でのほうが50%多く出している。だが、そのほとんどは、チームメイトのところで相手に奪われていた。

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