セネガル番記者が断言「アフリカでも規律あるぞ。2-1で日本に勝つ」 (4ページ目)

  • 栗原正夫●文 text by Kurihara Masao photo by Reuters/AFLO

 失点は少なく、得点はコンスタントに獲る。とくに前線にはサディオ・マネ(リバプール)、ケイタ・バルデ・ディアオ(モナコ)、ムサ・ソウ(ブルサスポル)をはじめ、ディアフラ・サコー(レンヌ)、イスマイラ・サール(レンヌ)といいメンバーが揃っている。どんなメンバーになっても、日本にとっては脅威になるだろう。

 国内では、アリウ・シセ監督に対し、いつも厳しい意見が出ている。特に元チームメイトであるエルハジ・ディウフなどからは、監督は自分のゲームプランに固執しすぎで、メンバー選考についても頑固だと言われている。とはいえ、規律のあるチームで、よく組織されているし、対戦相手にとって攻略するのは難しいはずだ」

――ポーランドとコロンビアの印象は?

「ポーランドは予選では大量得点するが、本大会では点を獲れないチームともいえる。ユーロ2016でもそうだったはずだ。ロベルト・レバンドフスキ(バイエルン)が世界でも屈指のストライカーなのは間違いない。ただ、守備はどうか。欧州予選終盤のアウェーのデンマーク戦では守備が崩壊して、0-4で敗れている。

 カミル・グリク(モナコ)、ウカシュ・ピスチェク(ドルトムント)、アルカディウシュ・ミリク(ナポリ)、カミル・グロシツキ(ハル・シティ)、ヤクブ・ブワシュチコフスキ(ヴォルフスブルク)といったメンバーは強力で、長いこと一緒にプレーしている強みもあるが、みんなベテランの域に入っている。テクニックもあって、しっかりした本格派のチームだが、ポット1のランキング通りの力を発揮できるか、興味深い。

4 / 5

厳選ピックアップ

キーワード

このページのトップに戻る