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CL第2戦マンU対セビージャの展開を
モウリーニョ通の3人が見通す (3ページ目)

  • photo by Getty Images

小澤 モンテッラになってから先発が増えているムリエルが前線でダイナミズムを生み出し、得点を取っているのも事実ですが、ムリエルに代えて85分からサンドロ・ラミレスを起用していました。これだとムリエルがプレーしている時と大きな変化は生まれませんし、プレミアリーグのセンターバックの場合、ベン・イェデルのような機動力がありライン間で受けること、駆け引きがうまいタイプのほうが相手はやりづらいと思います。

倉敷 ユナイテッドはプレミアリーグのチェルシー戦、リバプール戦では、サイドに脅威を持つ相手に対し、インサイドを強化したフットボールで失点の危険が低い形を見出しました。エリック・バイリーの復帰もあってユナイテッドから複数得点を奪うのは難しそうです。

 攻撃面を見れば、しばらくハングリーな思いをしていたラッシュフォードが解き放たれた印象で、セビージャの脅威になるでしょう。気になるのはアレクシス・サンチェスの使い方です。セビージャ戦でも3番目のアタッキングプレーヤーの役割と、4人目の中盤をこなすミッションを与えるのか? 中山さんのキープレーヤーは誰ですか?

中山 やはりユナイテッドのキーマンはポール・ポグバになるでしょう。最近はすっかり調子を落としていますが、彼が本来の力を発揮できるかどうかでユナイテッドのチーム力は大きく変わってしまうほどの重要な戦力ですから。

 ただ、現在の彼は本来の力を10だとすると3か4くらいしか発揮されていません。これは多分にモウリーニョのスタイルに影響されていると思っていて、それは冬に加入したサンチェスにも言えると思います。モウリーニョのサッカーの中で彼の良さが半減してしまっていますし、もしかしたら今シーズンが終わる頃には、ポグバのように10のうち3か4くらいのパフォーマンスしか発揮できない選手になってしまう予感もあります。あれだけの大金を使って獲得したワールドクラスなので、もっと有効活用してほしいところですが。

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