CL第2戦マンU対セビージャの展開を
モウリーニョ通の3人が見通す (5ページ目)
小澤 モンテッラは信頼を置くメンバーを継続起用する方針、つまりターンオーバーは極力使わないことを決めているような采配ぶりですので、セビージャ視点で言うと第1戦と同じようなメンバー、試合の入りになるでしょう。
ただ、ヘスース・ナバスがケガで欠場濃厚ですから彼を欠くことになると痛いです。ナバスは昨季所属していたマンチェスター・シティでペップのもと、右サイドバックを経験しているとは、モンテッラになってから右サイドバックにコンバートされ、第1戦でもいい働き、効果的な上がりでアレクシス・サンチェスを守備に奔走させました。
おそらく、冬に加入したミゲル・ラユンが起用されることになるでしょうが、ナバスのように積極的な攻撃参加でサンチェスの良さを封じるようなことはできないと思います。そうなると第2戦はまた違う形、左サイドからの攻略が必要になります。
個人的にはセビージャが守勢に回ってカウンターから少ないチャンスを点につなげて勝つというイメージを持てません。アウェーであってもビルドアップからバネガ、エンゾンジが絡み、ボールを保持、前進させてユナイテッドの全体のラインを低い設定として、前線1トップのロメル・ルカクを孤立させる展開を意図的に作りたいところです。もちろん、オプションとしてバネガをトップ下に置いて、エンゾンジとギド・ピサーロのダブルボランチもあるのですが、リードして逃げ切る戦況で使いたいオプションです。
倉敷 ズバリ、勝ち上がるのは?
小澤 順当にユナイテッドと言いたいところですけど、第1戦が0-0で終わっていますし、セビージャもアウェーゴールを奪えれば俄然有利になるので、僕としてはセビージャにも分があるんじゃないかと、期待も込めて言いたいですね。
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