まずいぞ、ハリル。コロンビアは
前回より大幅強化、日本は眼中になし
W杯グループHの対戦国研究(1)~コロンビア
前回2014年のブラジルW杯、日本はグループリーグ突破に一縷(いちる)の望みをかけてコロンビアに挑み、1-4で惨敗した。あの屈辱は今なお記憶から消し去ることができない。再び同じグループとなったコロンビアに、今回はリベンジを果たせるのだろうか。
まず認識しておかなくてはならないのは、ブラジルで日本を打ちのめしたコロンビアはサブメンバー中心であったということだ。
今季フランスリーグでは13試合で14得点を決めているエース、ラダメル・ファルカオ 2連勝ですでにグループリーグ突破を決めていたため主力は温存。終了間際にスーパーゴールを決めたハメス・ロドリゲスも後半からの出場だった。後半40分には、43歳と3日というW杯出場最年長記録、さらに98年フランス大会以来となる16年ぶりのW杯出場という"珍記録"を達成させるためにGKファリド・モンドラゴンを投入。日本戦はコロンビア国民を喜ばせるセレモニーの場として利用されてしまったのだ。
また、当時のコロンビアは絶対的エースのラダメル・ファルカオをはじめ、ルイス・ペレアらレギュラー4名を負傷で欠いていた。もしベストメンバーであったなら、スコアは1-4以上だったに違いない。
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