香川真司とドルトムントに重大危機。あっさりCL敗退でクラブ激震か (2ページ目)
トッテナム戦の前日には、スカウト部門のトップであるスヴェン・ミスリンタート氏のアーセナル入りが、両クラブから発表された。ドルトムントのミヒャエル・ツォルクSD(スポーツディレクター)はこう声明を発表している。
「彼はこの10年間、もっとも近い関係の同僚であり、信頼の絆が生まれていた。彼はドルトムントのために素晴らしい仕事をしてきた。だからこそ、彼が数週間前に『アーセナルからのオファーを了承してくれ』と言ってきたとき、拒むことなんてできなかった」
ミスリンタート氏への高い評価は香川真司の発掘から始まっている。極東からわずかな移籍金で買い取った選手は予想外の活躍をした。香川が加入したそのシーズンから2シーズン連続でリーグ優勝。さらに香川がマンチェスター・ユナイテッドへ羽ばたいていったことで今度は莫大な移籍金をクラブにもたらした。
「金の卵」を発掘したスゴ腕スカウトとして評価を確立すると、その後は、オーバメヤン、ウスマン・デンベレ(現バルセロナ)らを次々と発掘している。いわばドルトムントの強さの源泉とも言える敏腕スカウトが、シーズン真っ只中に他のクラブへ移るというのは、どう考えてもプラスなことではあるまい。
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