全ベルギーが大絶賛。森岡亮太が再び日本代表に呼ばれる日はいつか (5ページ目)

  • 中田徹●取材・文 text by Nakata Toru
  • photo by AFLO

―― フィジカルは逞しくなったのでは?

「それはもう、かなり」

―― やっぱり海外には来るものですか。

「やっぱり海外には来るものですよ」

 実はもう、ベルギーリーグでも森岡には包囲網が敷かれ始めている。シント=トロイデンVV戦では相手のMFスティーブン・デ・ペッターに密着マークされ、必殺のスルーパスを完全に封じ込まれてしまったのだ。

「そろそろ(密着マークが)くるかなと思ってましたけど、だいぶきましたね。相手の6番(デ・ペッター)がついてきて、何とか外したら今度は5番(MFアレクシス・デ・サール)が突っ込んできた」(森岡)

 敵将のヨナス・デ・ルーク監督は、「森岡はチームの流れを作る選手だ。森岡を試合のなかから消してしまえば、ベフェレンはかなり厳しくなるだろうということはわかっていた」と語った。おそらく、他のチームもデ・ルーク監督の手法にならって、森岡をピッチの上から消しにかかってくるだろう。2014年以来遠ざかっている日本代表に近づくためにも、森岡にとってこの状況はいい試金石となるだろう。

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