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香川真司、大迫勇也はW杯予選に
間に合うのか。ブンデス開幕節の暗示 (3ページ目)

  • 了戒美子●文 text by Ryokai Yoshiko photo by AFLO

 多くの選手が出入りする中で、すでにドルトムントで最も古株の部類に入る香川。2010年夏に21歳で加入したときとはチーム内での立場もまるで違う。リーダーとしての自覚について尋ねられると、「そういう自覚はしています。もうこのチームは長いですし、ピッチに入ったら自分自身がやるという気持ちがなきゃいけない歳なので。そういう意味では代表でも僕がしっかりやっていきたいなと思っています」と答える。試合でキャプテンマークを巻く可能性については「監督に聞いてください」と笑いながら、「(そういう)意気込みでやっていますよ、もちろん」と言い切った。

 気力的には充実している。だがケガは徐々にしか回復しない。そのバランスが、オーストラリア戦はともかく、サウジアラビア戦のころには取れるのではないか。香川本人は「そこ(代表戦)しか僕には目標はないので」と、フォーカスを合わせている。

 さらに気がかりなのが大迫勇也(ケルン)の状態だ。開幕節のボルシアMG戦ではベンチ外だった。7月31日のボローニャ戦で右足首を負傷。そもそもは3週間程度で復帰すると言われていたのだが、現在はまだ全体練習に合流しておらず、直線のランニングを始めたにすぎない。

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