内田篤人×乾貴士、キャンプで遭遇。「スペイン、いいな」「楽しいで」

  • 了戒美子●文・写真 text&photo by Ryokai Yoshiko

 キャンプ地でのプレシーズンマッチで再会した内田篤人と乾貴士キャンプ地でのプレシーズンマッチで再会した内田篤人と乾貴士 欧州のクラブに夏のキャンプ地として人気が高いスイスやオーストリアの山間部。避暑とともに日常から離れることもでき、フィジカル面で追い込むにうってつけというわけだ。多くのクラブが近くでキャンプを行なうから練習試合も組みやすい。ドイツのシャルケはスペインのエイバルと、キャンプ打ち上げ直前に練習試合を行なった。内田篤人はベンチ外、乾貴士も88分からの出場にとどまった。

 内田に関していえば、負傷から復帰し、フルに練習をこなしていることから、本人としては不可解なベンチ外だった。ベンチ外だったのは負傷中のブレール・エンボロと内田だけだったこともあり、「疲労を考慮されたのでは?」と話すクラブスタッフもいた。

 だが、実質的に2年間、実戦からは離れており、その間にクラブの体制も変わったのだから、とりまく環境が厳しくなるのは当然のことでもある。シーズン立ち上げからここまで、本職の右サイドでの起用は最初の練習試合のみ。あとは3-4-3の3バックの左でプレーしている。「右サイドでチャンスがくれば、やれるのに!」と、はやる気持ちを抑えながらチャンスをうかがっている状態だ。

 一方の乾は昨季、レギュラーの座を確立したかに見えた。だが、エイバルも新シーズンになって状況は変わり、そのポジションは安泰とは言えない。

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