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岡崎慎司を零封。「キャプテン」吉田麻也の
リーダーシップが光り輝く (4ページ目)

  • 田嶋コウスケ●取材・文 text by Tajima Kosuke
  • photo by AFLO

「フォンテもファン・ダイクもいるから控えに回っていたけど、(加入から)2~3年したころには、もうプレミアに慣れていた。あとは『試合に出続けるかどうか』というところだったけど、その我慢が今、こうやって実を結んだと思う。麻也が、CBとしてチームの中心にいる。日本人として、もっとこういう選手が増えていかないといけないと思う。どれだけすごいことをしているか。褒め称えられるべきだし、今日も称賛されるべき試合だった」

 サウサンプトンでは、フォンテの「ウェストハム移籍」が正式に決まり、吉田にかかる期待はさらに高まっている。なかなか出場機会に恵まれない苦しいシーズンも経験してきただけに、吉田は「このチャンスを長いこと待っていた。ここで掴み取りたい。(移籍期間を挟む)半年ごとのテストだと思っているので、この半年、僕のサッカーキャリアをかけて、またひとつ勝負かなと思っています」と語気を強める。

「1試合1試合、大事にこなしていきたい」。そう語る吉田は、これまで逆境も試練も、常に成長の力へ変えてきた。そして彼の言葉どおり、さらに前進するには、この半年が「勝負」になる。2016-2017シーズンを飛躍の年にしたい。

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