またもハズレの先発予想。それでも
本田圭佑はミラン残留が本望なのか (2ページ目)
試合後の会見ではモンテッラもそのことを強調していた。
「チームは後半になってよりよいパフォーマンスを見せた。特にフィジカルとメンタル面で伸びていた。テクニカル面において、前半はもっとやれたと思う。しかしそれも後半には改善された。しかしサッカーとはこういうもので、悔いはない。我々は最後の最後まで頑張った。その態度を私は評価する」
ミランはここ2試合で1ポイントしか稼げなかった。モンテッラはチームの調子に注意を払っている。
「この2試合では予想していた収穫をあげていない。ただ、チームは多くのチャンスを作っており、このことについて私は満足している」
しかし――モンテッラが描いたこれらの絵の中に、本田圭佑は入ってはいない。あと一歩でスタメン出場するはずだったローマ戦の後、このアタランタ戦では今度こそキックオフからプレーするだろうと誰もが予想していた。ところが今回は出場チャンスさえも回ってこず、結局、通算でも短い出場時間を記録したのみで、本田は2016年を終えることとなった。
ドーハでの試合の後の休暇は、彼にとって今後のことを考えるための時間となるだろう。ただし、ミランとの契約が切れる今シーズンの最後まで、ミラネッロで過ごしたいという本田の気持ちは、変わらないように思う。とにかく1月には、そのはっきりした答えがわかるはずだ。
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