岡崎慎司ベンチ外でまた大敗。
迷走するラニエリよ、どこへ行く? (4ページ目)
振り返れば、昨季躍進の原動力は、走力を生かしたプレッシングサッカーにあった。フィールドプレーヤーの全員がハードワークを惜しまず、相手よりも走り回ることで圧倒した。その中心にいたのが、MFのエンゴロ・カンテとFWの岡崎という、「2人の汗かき役」であったのは間違いない。
しかし今のレスターは、昨季のストロングポイントを自らの手で封印しているような戦い方に終始している。レスターを退団したカンテは新天地のチェルシーの中盤で躍動し、自慢の走力でボールを刈り上げ、左右のスペースに気持ちよくパスを展開していた。そのカンテに代わるワールドクラスのセントラルMFを、イタリア人指揮官は十分な補強費を与えられながら獲得しなかった。そして、岡崎は今季5度目となる出番なし。
レスターとラニエリは、いったいどこに向かおうとしているのか......。
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