主力離脱のエイバル。
乾貴士がレギュラー奪取する条件は「火花」
「結果はついてきませんでしたが、いいキャンプになったと思います」
エイバルを率いるホセ・ルイス・メンディリバル監督は、楽観的な見解を示している。10日間に及ぶドイツ合宿は、ベジクタシュ、ケルン、ライプツィヒに3連敗。移籍してきたセンターバックが初めての試合を戦うなど、情状酌量の余地はあるものの、3試合で8失点と守備に不安を残した。
「ディフェンスに関しては、ミスを修正しているところです。セットプレーからの失点が多いのが現状で、手を打たねばなりません。一方で、攻守は一体なのです。チャンスメイクはしていますが、ゴールを決められずに苦しい展開になる」(メンディリバル)
スペインに渡り2シーズン目となる乾貴士(エイバル) 指揮官は守備だけの問題ではないことを強調した。今季のエイバルは主力選手が入れ替わり、攻守のバランスを見つけられていない。昨季チーム得点王のボルハ・バストン、右サイドで攻撃を担っていたケコ、守りを支えたアレクサンダル・パンティッチの3人が退団。主要ポジションだけに、新加入選手もフィットするには時間がかかるだろう。
では、新体制になったエイバルにおいて、日本人アタッカー、乾貴士は活躍することができるのか?
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