2016.08.13

リーグ・アン開幕。マルセイユ・酒井宏樹は
最初の10試合が正念場

  • 中山淳●取材・文 text by Nakayama Atsushi
  • photo by AFLO

 2016-2017シーズンのフランス「リーグ・アン」が開幕した。やはり今シーズンも、本命は王者パリ・サンジェルマン(PSG)との声が圧倒的で、「優勝はほぼ確実」と見られているのが実情だ。

酒井宏樹は名門マルセイユでポジションを掴むことができるか その要因となっているのは、リーグ4連覇と2シーズン連続の国内3冠(リーグ・アン、フランスカップ、フランス・リーグカップ)を成し遂げた昨シーズンの”勝ち方”にある。とりわけ、ヨーロッパ史上最速となる8節を残してのリーグ独走優勝は圧巻のひと言で、2位のリヨンとの最終的な勝ち点差はなんと31ポイントというのだから、今シーズンの優勝予想に影響を与えないわけがない。

 ちまたでは、今度こそ年間勝ち点100ポイント(昨シーズンは勝ち点96)という偉業を成し遂げるのではないか、という見方もあり、もはや今シーズンの関心事は、PSGが2位にどれだけの差をつけてリーグ5連覇を達成するのか、という部分に絞られていると言っても過言ではない。

 もっとも、メディアやファンのそのような見方には、裏づけとなる材料がしっかり存在しているのも事実だ。今夏のPSGの動きを見ると、リーグ優勝は最低のノルマで、もはや彼らの視線の先には「悲願のチャンピオンズリーグ優勝」という目標しか存在していないかのように見えてしまうのだ。