2016.08.12

「初めての開幕戦」に出たザンクトパウリ
宮市亮、ケガ対策は万全か

  • 山口裕平●文 text by Yamaguchi Yuhei photo by Getty Images

ドイツ2部開幕戦、シュツットガルト戦に出場した宮市亮 宮市亮のブンデス2年目が始まった。昨季は開幕直前に左ひざの靱帯を断裂し、シーズンのほとんどを棒に振ることになってしまい、今季がザンクトパウリで本格的に戦う初めてのシーズンとなる。

 昨季の終盤にケガからの復帰を果たした宮市は、初先発を飾った最終節で2ゴール1アシストと爆発し、ドイツ2部の舞台で十分に戦えるポテンシャルを持っていることを証明してみせた。しかし、復帰後も痛みが再発するなどコンディションがなかなか戻らず、チームの順位がほぼ確定していたこともあり、本人も「次のシーズンに向けて」という位置付けでのプレーだった。

 そして満を持して臨んだ今季のプレシーズン。新たな戦いに向けて順調に準備を進めてきたが、開幕2週間前に行なわれた練習試合で内転筋を痛め、開幕前の最後の練習試合ではメンバーから外れることになってしまった。練習には戻っていたが、これまでもたび重なるけがに苦しめられてきたことを考えれば、宮市が開幕戦でピッチに立つ保証はどこにもなかった。

 迎えたシュツットガルトとの開幕戦。宮市はメンバー入りを果たし、67分に途中出場でピッチに入った。ポジションは本職ではない1トップ。疲れの見えていたFWの選手との交代で、「サイドのスペースに走り込んで相手をかき回せれば……」というのがエワルト・リーネン監督の意図だった。