ピザ、ジュース禁止。マンチェスター・Cで「ペップ革命」進行中 (2ページ目)

  • 田嶋コウスケ●取材・文 text by Tajima Kosuke
  • photo by AFLO

「過去8~9年で、監督はありとあらゆるタイトルを獲得し、僕らが見てきたフットボールの定義さえも変えた。MFをセンターバックとして起用したのは、おそらくペップが初めてなんじゃないかな」

「サッカー選手として、彼と一緒に仕事ができるのは幸運なこと。これまでの実績は『素晴らしい』のひと言さ。これから長い間、人々の記憶に残るような偉大な指揮官だろうね。そして、シティにも新しいシステムを持ち込もうとしている。バルセロナやバイエルンで見せてきた魅力的なフットボールをね」

 一方、スペインとドイツを渡り歩いてきたグアルディオラとしても、イングランドは「最大の挑戦」(英メディア『スカイ・スポーツ』)になる。下位クラブには激しいフィジカルバトルを挑まれ、これまで以上にロングボール攻撃を受ける数は増えるだろう。

 しかも、マンチェスター・ユナイテッドの監督に就任した当時のルイス・ファン・ハールが「選手の脳を鍛えることから始めなければ」と漏らしたように、欧州各国に比べるとサッカーIQや戦術理解度が低いとされる英国系選手を教育していく必要もある。ポゼッションサッカーと高度な戦術をチームに浸透させ、競争の激しいプレミアリーグを勝ち抜くという難題に挑むことになるのだ。グアルディオラも決意を語る。

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