2016.08.02

ピザ、ジュース禁止。
マンチェスター・Cで「ペップ革命」進行中

  • 田嶋コウスケ●取材・文 text by Tajima Kosuke
  • photo by AFLO

「グアルディオラ監督が、こう言うんだ。『もしMFを11人起用できるのなら、彼らでチームを編成する』とね。中盤の選手には信じられないことなんじゃないかな。ただ、これまで以上に得点チャンスが増えるだろうから、来季はストライカーがたくさんゴールを挙げるはずさ」

 こう言って目を輝かせたのは、フランス代表でマンチェスター・シティ所属のSBガエル・クリシーである。

名将グアルディオラがついにプレミアリーグの舞台に立つ シティでは、バルセロナとバイエルン・ミュンヘンを国内王者に導いたジョゼップ・グアルディオラが新監督に就任。オーナーグループを務めるアブダビ系王族が、そのペップ(グアルディオラの愛称)の招聘を画策し始めたのは2012年の春のことで、半年後にはチキ・ベギリスタイン(現スポーツ・ディレクター)と、フェラン・ソリアーノ(現チーフ・エグゼクティブ)のふたりを迎えた。両人ともバルセロナ在籍時代にグアルディオラを支えた”参謀”であり、このときからシティ首脳陣は「ペップ招聘」を虎視眈々と狙っていたのだ。つまり、彼らにとって4年越しの夢が実現したことになる。

 そして、正式就任から約1ヶ月──。グアルディオラは早くも大きな変化をもたらしているようだ。先述のクリシーは続ける。

「GKはこれまで以上に足もとでのプレーが求められるし、センターバックもさらなる成長が必要だ。(自身のポジションである)サイドバックも、これまで以上に重要度が増す」