2016.07.10

「末恐ろしい10代」EURO2016に現れた、とんでもない逸材たち

  • 井川洋一●文 text by Igawa Yoichi photo by GettyImages

 残るは10日(日本時間11日)の決勝のみとなったEURO 2016。開催国フランスが3度目の欧州制覇を成し遂げるのか、それとも12年前の母国開催時にファイナルで涙を飲んだポルトガルが悲願の初優勝を果たすのか。クライマックスへの興味は尽きない。

 その両チームには欧州でも特に注目を集める若手がひとりずついる。彼らを含めて、開幕時に10代だった選手は今大会で10人。そのなかから、ひときわ大きな輝きを放った3選手を紹介したい。

■レナト・サンチェス(ポルトガル/18歳)

ポルトガルのレギュラーに定着したレナト・サンチェス ポルトガルの名門クラブを救った18歳が、今度は代表の躍進に大きく貢献している。ベンフィカは15-16シーズン、監督交代などもあって序盤は 不安定な戦いが続いたが、Bチームでプレーしていたサンチェスをファーストチームにデビューさせると、そこから面白いように勝ち始めた。 彼が初めてプロの試合を経験した9節以降、ベンフィカはリーグ戦の27試合を25勝1分1敗で駆け抜け、一時は不可能にも思われた3連覇を果たしている。