2016.03.04

温存された香川真司。先発濃厚のバイエルン戦に勝機はあるか?

  • 了戒美子●文 text by Ryokai Yoshiko photo by Getty Images

ダルムシュタット戦を前にアップする香川真司。出場機会はなかった ブンデスリーガ第24節。ミッドウィークに行なわれたダルムシュタット対ドルトムントの一戦は、まるでポカール(ドイツ杯)のような雰囲気だった。ポカールは日本の天皇杯と同じ一発勝負のトーナメント。下位リーグのチームが上がってくることがある。今季は1部で戦うダルムシュタットだが、メインスタンド以外屋根のない17000人収容の小型スタジアムは、それ自体がどこかのんびりしたムードを漂わせる。

 ドルトムントのメンバーがそれに輪をかけた。前半戦ではホームで引き分けているのだが、この日は完全に格下相手仕様。正GKロマン・ビュルキが風邪をひいたとかで、カップ戦要員のロマン・ヴァイデンフェラーがゴールマウスを守る。そして17歳のフェリックス・パスラックが、ドルトムント史上9番目の若さでトップデビューを飾った。

 一方で先発の常連、マルコ・ロイスとウカシュ・ピシュチェクはベンチ外。ミキタリアンと香川真司、マルセル・シュメルツァーはベンチスタートとなった。また、リーグ後半戦が始まって以来、3-4-3にトライしてきたドルトムントだが、この日は4-4-2に。2トップはオーバメヤンとアドリアン・ラモスを組ませた。パスラックは、主にミキタリアンがプレーする右MFに入った。