2016.01.21

「愛されていない本田圭佑」の献身プレーにサポーターから拍手

  • ステーファノ・メレガリ(『Forza Milan!』編集長)●文 text by Stefano Melegari  利根川 晶子●翻訳 translation by Tonegawa Akiko

オフィシャル誌編集長のミラン便り2015~2016(18)

「ケイスケはもしかしたらサポーターには愛されていないかもしれない。でも彼の集中力や戦術への理解はすばらしい。僕らにとっては重要な存在だ。守備もまるでDFのようにしてくれる」

 これは日曜のフィオレンティーナ戦で勝利したあと、ミランの主将リカルド・モントリーヴォが漏らした言葉である。現在トップ集団にいるチームを相手にした今季初の勝利であり、本田圭佑はその勝利の立役者の一人であった。

フィオレンティーナ戦にフル出場、勝利に貢献した本田圭佑(BUZZI/FOOTBALL PRESS) 恒例の試合前日の記者会見で、シニシャ・ミハイロヴィッチは本田について以下のように言及していた。

「本田は本物のプロフェッショナルだ。ピッチに入るときは、試合であろうが練習であろうが、常に最大の力を出す。信頼できる選手だ。彼に何かを言えば、彼はそれを着実に実行する。でも明日の試合は出ないだろう」

 しかしこの発言は、明らかに監督が試合前によく使う、ある種の目くらましだった。イタリアの各メディアはこの日も本田のスタメン入りを予想していたし、スタンドに座った私も本田の姿がピッチで見られると確信していた。