CLバイエルン敗退。強まるグアルディオラへの逆風
チャンピオンズリーグ(CL)準決勝第2戦バイエルン・ミュンヘン対バルセロナは3-2でバイエルンが勝利。しかし、トータルスコアは3-5となり、バルセロナが決勝進出を決めた。
交代したラームを迎えるバイエルンのグアルディオラ監督(左) 3-0というバルセロナでの第1戦の結果は、バイエルンファンにとって第2戦への期待を削ぐものとなってしまったようだ。
第2戦当日のビルト紙のスポーツ面。トップはグアルディオラでもメッシでもなく、ポドルスキー(インテル)の息子に関する記事だった。ドイツ代表FWの息子は7歳で、そろそろトップクラブの下部組織で争奪戦が始まるのではないかといった内容だ。CL準決勝の当日に読ませる記事ではないだろう。
ミュンヘンは大きなイベントがあると、異常なほどホテルの値段が上がり、予約が困難になるのが常だ。だが、この日は安ホテルにもまだ空きが見られた。試合当日は街には酒に酔い、歌いながら決戦へと向かうサポーターで溢れるものだが、それも見当たらない。スタジアムへの地下鉄はいたって快適だった。ブンデスリーガの試合でも、最寄り駅からスタジアムへ歩く間に、多くのダフ屋や、逆に「チケットを探しています」という看板を掲げた人に会うものだが、この日はそれもなかった。
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