CL1回戦の注目カード。ビッグクラブの戦力に変化あり (2ページ目)

  • 中山淳●文 text by Nakayama Atsushi
  • photo by Getty Images

 パリ・サンジェルマンが補強した新戦力は、昨夏に獲得したブラジル代表CBダビド・ルイスとコートジボワール代表の右SBセルジュ・オーリエの2人のみ。一方のチェルシーはアトレティコ・マドリードからエースストライカーのディエゴ・コスタ、守護神ティボ・クルトワ(レンタルバック)、左SBフィリペ・ルイスの3人を獲得したほか、バルセロナからMFセスク・ファブレガス、さらにはクラブのレジェンドでもあるベテランFWディディエ・ドログバやフランス代表FWロイク・レミらも補強した。

 この冬には新たにコロンビア代表のフアン・クアドラードも加わっている。近年、カタールマネーをバックに移籍市場の主役を務めてきたパリ・サンジェルマンに、大きな差をつけているのが現状なのだ。

 その原因となったのは、大会を主催するUEFAが現在推進しているファイナンシャル・フェアプレイ(FFP)だった。その規定に抵触したとされたパリ・サンジェルマンは今シーズンの補強に制限が課せられ、逆にチェルシーは例年以上に資金を使って大幅な戦力アップに成功した。その結果、ここ数年フランス・リーグアンで無敵を誇ったパリ・サンジェルマンは現在は3位に沈み、一方のチェルシーはプレミアリーグで圧倒的な強さで首位に立っているという対照的な状況が生まれている。戦力差は小さくないと見るべきだろう。

チェルシー戦のカギを握るイブラヒモビッチ(パリ・サンジェルマン)チェルシー戦のカギを握るイブラヒモビッチ(パリ・サンジェルマン) とはいえ、パリ・サンジェルマンに勝機がないわけではない。何よりカタール資本になってから参戦したチャンピオンズリーグでは、2012~2013シーズン以来、現在までホームでまだ一度も負けたことがなく、2大会連続ベスト8という実績もある。

2 / 5

厳選ピックアップ

キーワード

このページのトップに戻る