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開幕直前。ブンデス日本人選手11人への期待度 (4ページ目)

  • 了戒美子●文 text by Ryokai Yoshiko
  • photo by Getty Images

 今季1部に昇格したケルンでは、長澤和輝大迫勇也がプレイする。クラブにとっては古豪復活を目指す一年。2部に甘んじたこの2シーズンを取り返したい。FWヘルメスのケガもあり、大迫は先発候補になっている。だが、本来の点取り屋のポジションではなく、高い技術や戦術理解力を買われて2列目的なポジションで使われている。本人は「少しの我慢」と語っている。コーチングスタッフや味方とのコミュニケーション、練習での主張の仕方など、新たな戦いがありそうだ。

 長澤は左ひざの内側靭帯断裂で、長期離脱することになった。全治3ヵ月と言われており、年内の復帰を目指すという状況だ。悔しいだろうが、じっくり復帰を待ちたい。

 日本人選手は全体的にスロースターターのようなところがある。開幕当初はベンチを温めていても、徐々に信頼を得て、シーズン終盤には頼りにされる存在になっているケースは少なくない。今季も11人の選手の活躍を、シーズンを通して見ていくことにしたい。

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