日本人GK初のCL出場へ。川島永嗣「可能性はある」
川島永嗣が日本人GKとして初めてのチャンピオンズリーグ(CL)出場まであと一歩に迫っている。
所属するスタンダール・リエージュは今季CLの3次予選から登場した。その3次予選ではギリシャのパナシナイコスと対戦、ファーストレグはホームでスコアレスドローと勝ちきれなかったものの、アウェーでのセカンドレグで逆転勝利し、プレイオフ進出を決めた。
CLプレイオフ、ゼニト戦に出場した川島永嗣(リエージュ) プレイオフの相手は、ロシアのゼニト・サンクトペテルブルグ。世界最大の天然ガス供給会社ガスプロムが経営権を握る、潤沢な資金を誇るチームだ。ロシアリーグでも常に優勝争いに加わり、欧州カップ戦の常連。昨季終盤からビラスボアスが指揮を取り、結果はもちろん、試合内容的にも面白くなりそうなチームだ。クラブの力、選手層、経験、どれをとってもリエージュよりもゼニトの方が上というのが、欧州での共通認識だ。
8月20日(現地時間)にホームで行なわれたファーストレグを、リエージュは0-1で落とした。試合後の記者会見でガイ・ルゾン監督は悪びれもせずに言った。
「昨日(試合前日)、突破の可能性は5%と言ったけれど、4%になった」
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