開幕直前。ブンデス日本人選手11人への期待度
8月22日(現地時間)に開幕するブンデスリーガ。どの国よりも長くW杯を戦ったこともあり、いまだに代表主力組はチームに完全復帰していないケースも少なくない。ドイツ代表選手7人に加え、各国代表を抱えたバイエルン・ミュンヘンなどはその最たるもの。先週行なわれたドイツスーパーカップでも、ドルトムントに0-2であっさり敗れている。その上、おそらく今季のメイン戦術となるであろう3バックの浸透度もまだまだだった。
一方、対戦したドルトムントも、いまだDFフンメルスが戻らず、また故障者の多さも相変わらずではあったが、昨季加入したMFミキタリアンを軸にした攻撃はよりスムーズに機能するようになっていた。比較的、代表選手の少ないドルトムントが今季のリーグ戦では有利との声もあるが、果たしてどうなるか。
先発候補として期待される大迫勇也(ケルン) リーグ全体の行方も気になるところだが、ここでは日本人選手が所属するチームを中心に見ていきたい。
まずは昨季3位でフィニッシュしたシャルケ。膝蓋炎を患う内田篤人はいまだ全体練習に合流しておらず、先週末に行なわれたドイツ杯の試合にも同行しなかった。W杯前の膝うらの腱断裂の影響もあり、左右の脚の筋肉量が大幅に違ってしまったことが原因だと内田本人は語っている。まずはそのバランスを整えつつ、膝のケアをしなければならない。
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