2014.08.24

ブンデス開幕戦で見せた、バイエルンもうひとつの強さ

  • 了戒美子●文 text by Ryokai Yoshiko
  • photo by Getty Images

 ブンデスリーガが3ヵ月強の中断期間を経て開幕した。8月22日に行なわれた開幕戦はバイエルン対ボルフスブルク。試合は大方の予想通り、バイエルンの勝利で終わった(結果は2-1)。とはいえボルフスブルクがバイエルンをおびやかすシーンもあり、2点をリードされたものの一矢は報いている。

 まだバイエルンの今季のスタイルは万全ではないと思わせる試合内容ではあった。だが、グアルディオラが就任した昨季も、序盤は「ペップ(グアルディオラの愛称)の1ボランチはまだ浸透していない」などと言われていたが、結局はリーグを独走した。現状は多少のズレがあってもいつの間にかフィットし、圧倒していくような気がしてならない。

開幕戦に先発した17歳のガウディーノ(バイエルン) ビルト紙によれば今季開幕前、バイエルンのルンメニゲ社長は図々しいとも言える提案をしたそうだ。それは「開幕を一週間ずらせないか」というもの。W杯で優勝したドイツ代表メンバー7名に加え、オランダ代表のロッベンとスイス代表のシャキリを抱えるスター軍団だけに、22日の開幕では疲労が癒えないというのが言い分だ。もちろん提案は却下され、リーグは予定通りの日程で開幕した。

 バイエルンには、W杯の次のシーズンは優勝から遠ざかる、というデータがある。だから今季もバイエルンは苦しい戦いを強いられるのではないか、という予想もある。さかのぼれば4年前の2010~2011シーズンは3位、2006~2007は4位だった(もっとも2002~2003シーズンはリーグ戦とカップ戦で2冠を達成しているのだが)。