2014.02.20

判定に激怒。マンC監督ペジェグリーニの本気度

  • 了戒美子●文 text by Ryokai Yoshiko
  • photo by Getty Images

 チャンピオンズリーグの決勝トーナメントが始まった。2月18日に行なわれた1回戦ファーストレグ。敵地に乗り込んだバルセロナがマンチェスター・シティに2-0で勝利を収めた。

 試合は序盤から五分の力関係で進んだ。それだけにマンCにとって、デミチェリスが退場になり、メッシが先制のPKを決めた後半9分のシーンはもったいないものだった。マンCのペジェグリーニ監督が「試合を審判が決めてしまった。あれはペナルティエリアの外。10人になるまでは良かった」と嘆くのも無理はない。

コンパニ(マンチェスター・シティ)とマッチアップするメッシ(バルセロナ) 互角ではあるが、両者の戦いぶりは対照的だった。バルセロナは中盤でボールを回し、相手の守備のほつれを見出してからゴール前へと畳み掛ける。手数は多いため、スピーディなサッカーを見慣れたマンチェスターの観客たちにはじれったく感じられたかもしれない。一方のマンCはFWのネグレドを起点に時間を作り、全体が押し上げる。もしくはサイドを有効に使った速攻をしかける。オプタデータによれば、両者のプレイはマンCゴール前で24.4パーセント、中央で63.3パーセント、そしてバルセロナゴール前で12.2パーセントが行なわれた。バルセロナが試合を支配しながらも、決定機を作るのに苦労していた。

 問題の後半9分のシーンに関しては、メッシがデミチェリスよりも一枚上手だった。中盤からのスルーパスに抜け出そうとしたメッシに対し、デミチェリスはスライディングで倒してしまう。映像で確認する限りペナルティエリア外に見えるが、デミチェリスはこれで一発退場。前半からメッシとの1対1では苦戦しており、ついに決壊、といったところだ。