2014.02.19

メディアが作り出した、本田圭佑が孤立しているというイメージ

  • ステーファノ・メレガリ(『Forza Milan!』編集長)●文 text by Stefano Melegari
  • 利根川 晶子●翻訳 translation by Tonegawa Akiko

オフィシャル誌編集長のミラン便り(6)

「期待していたものと違うではないか」

 先週金曜日のボローニャ戦の後、イタリアのメディアはこぞって本田圭佑に辛い点をつけた(結果は1-0で勝利)。イタリア生活も6週目に入ったが、本田にとって状況は依然厳しい。前節のナポリ戦では本田を欠いたミランがひどい内容で完敗(結果は1-3)しただけに、胃腸炎から復活した本田に期待が集まったのだが、ボローニャ戦の本田はあまり力を出すことなく終わってしまった。

ボローニャ戦に先発、後半21分までプレイした本田圭佑(BUZZI/FOOTBALL PRESS) 途中交代してピッチを後にする本田に、サン・シーロの観客はブーイングを浴びせた。度量の狭いこと甚(はなは)だしい。

 クラレンス・セードルフは記者会見で、こう本田を擁護している。

「今までイタリアにやってきた多くの優秀な外国人選手に対するのと同様に、どうか長い目で本田を見て欲しい。イタリアとロシアのサッカーは全く違う。本田が持てる力を存分に発揮するためには、もう少し時間が必要だと私は思っている。彼はよく働いているし、守備にも手を貸そうと頑張っている。今後少しずつ彼のプレイは良くなってくるだろう」