2013.10.02

日本人CL最多出場の内田篤人、「どうせシンジとかに抜かれるよ」

  • 了戒美子●文 text by Ryokai Yoshiko
  • photo by GettyImages

 初戦でステアウア・ブカレスト(ルーマニア)を3-0と破ったのに続き、第2戦はバーゼル(スイス)に1-0の勝利。シャルケがチャンピオンズリーグ(CL)開幕2連勝を飾った。グループリーグE組では最有力と見られているチェルシーを抑えて、現在は首位をキープしている。

 ブンデスではここ2戦勝ちがなく、先週末はホッフェンハイムに追いつかれて3-3で引き分け、雰囲気の悪さが漂っていた。その直後の勝利だから、流れを断ち切るという意味でも価値ある一勝である。……という風に受け取りたいところだが、そこがシャルケの不思議なところで「うちは波のあるチームだから」と内田篤人は語る。

チャンピオンズリーグ、バーゼル戦に先発フル出場した内田篤人(シャルケ) この流れをリーグ戦につなげられるとは限らない、「(リーグ戦に入ると)いったん『どっこいしょ』と、休んじゃうからね」と苦笑いした。CLグループリーグの残る4戦に向けても「最初がよくてずるずるいくパターンもある。うちは特に負けたら負けだすから」と、淡々としている。CL2連勝に浮かれる様子がないとも表現できるし、やはり目の前の1試合、1試合しか見ることができないという言い方もできそうだ。

 内田自身が「好きな大会」と言うCL。シャルケというチーム自体も、CLになるとブンデスで見られる緩慢さやお粗末な守備が少し解消され、集中力を見せるのが不思議だ。この日もバーゼルに圧倒的に攻め立てられるが、ゴール前でのスルーパスも最終ラインが 集中して通させず、決定的なチャンスを作られるというところまではいかない。