2013.08.10

開幕戦でバイエルンとグアルディオラが見せた末恐ろしいまでの可能性

  • 了戒美子●文 text by Ryokai Yoshiko
  • photo by GettyImages

 ブンデスリーガ51年目のシーズンが開幕した。1試合だけ金曜日に行なわれた開幕戦は、昨季の王者バイエルンがボルシアMGをホームに迎えた。

 もはや言うまでもないが、今季のバイエルンはなみなみならぬ注目を集めている。昨季はブンデス、ドイツ杯、チャンピオンズリーグと、取れるタイトルは全て取った上でハインケス監督が勇退。グアルディオラという名将を迎え入れた。強いチームがさらに強くなるために選手の補強をすることは日常茶飯事だが、さらなる高みを目指して指揮官を迎えるというのは大胆な決断に見えた。

ボルシアMG戦でラームに指示を与えるグアルディオラ監督 選手層も厚くなった。流出した主力選手はマリオ・ゴメスくらいで、ゲッツェやチアゴといった若くて有望な目玉選手が集まった。これで弱くてどうする、といったところだ。ドルトムントとの2強時代はもはや終了、ベンチを含めた戦力も話題性もバイエルンが独走している。

 プレシーズンの様々な試行錯誤を経て、グアルディオラが絶対の信頼を置くチアゴが風邪を引いたこともあり、開幕戦のスタメンには昨季の主力メンバーが並んだ。ただ、新鮮味を感じさせたのはシステムだ。採用した布陣は4-1-4-1。この日でブンデスリーガ300試合出場を達成したシュバインシュタイガーを1ボランチに置き、2列目にロッベン、ミュラー、クロース、リベリーを配した超攻撃的布陣だ。