【ベルギー】雑音を完封。リエージュの川島永嗣への信頼は揺るがない
ゲンクを完封したリエージュのGK川島永嗣 川島永嗣、永井謙佑、小野裕二が所属するリエージュが、ゲンクと引き分け、6位以内を確定させプレイオフ1への進出を決めた。
ベルギー1部リーグの仕組みは少々複雑だ。 全16チームがまずホーム&アウェーで総当たり、つまり年間で30試合を行ない順位を決める。その後、1位から6位はプレイオフ1へ、7位から14位はプレイオフ2へ、そして15 位、16位の2チームは残留争いのプレイオフへと分かれ、再び順位確定のために戦う。
プレイオフ1はリーグ戦の優勝とともに、来季のチャンピオンズリーグ出場権をかけた戦いでもある。川島も当然、チャンピオンズリーグ出場へ強い意気込みを見せている。
「もちろんそれが自分としてもこのチームに来た目的の一つでもあるし、自分たちがチームとしてしっかり機能することができれば、確実に可能性があることだと思う」
目標は手に届きそうなところまで来た。そしてこれからは、試合で戦うことの意味合いが変わってくると説明する。
「今までは1試合1試合、自分たちが成長しなくては、と言ってきましたけど、ここからは一つ一つの試合で勝てるかどうかだと思うし、本当に結果にこだわりたいです」
笑顔をまじえながら楽しそうに語った。
今季のリエージュの戦いぶりを振り返ると、光るのは堅守だ。第28節を終えて31の失点はリーグ3位。無失点だった試合は13を数える。ゲンク戦では多くのチャンスを作りながらも決め切れずスコアレスドローに終わった。勝ち切ることこそならなかったが、川島は「最終ラインとの関係性は良好だ」と手応えを口にする。
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