【ドイツ】上位対決に完敗。今、乾貴士が直面している問題 (3ページ目)
ドルトムントが前半にして退場者を出し、ひとり少ないなかでの戦いを余儀なくされながらも、ゲッツェは最前線で落ち着いてボールを収め、ときには縦に仕掛け、ときにはあえてスピードダウンし、攻撃をリードした。憎らしいまでに落ち着いたプレイぶりは、今後の乾がおおいに参考にすべきものだった。
苦しい試合でも自らの力で何とか攻撃につなげようとする様は、間違いなく乾の成長を物語るものだ。だが、積極性だけで何もかもが解決されるわけではない。
相手エースの落ち着いたプレイぶりは、図らずも乾の課題を鮮明に映し出したのではないだろうか。
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