【イングランド】ガラタサライに敗戦も、二つのテーマを遂行したマンU (2ページ目)
試合は互角の展開が続いた。マンUは選手の個の力では上回っても、常に共にプレイしているメンバーでないためか、スピードに乗った攻撃は展開できなかった。一方のガラタサライは明確なサイド攻撃と、人数をかけた守備で対応した。マンUの決定的なチャンスは少なかった。
0-0で折り返した後半は、ガラタサライが主導権を握り、意図を持って攻め続けた。54分には中央からの縦パスからフェリペ・メロがミドルシュートを放ち、CKを得た。フェリペ・メロは両腕を大きく振ってゴール裏のサポーターを盛り上げる。その直後の右CKに、中央のイルマズが競り合いを制して頭で合わせ、先制ゴールが生まれた。その後も決定機を迎えたのはガラタサライのほうで、マンUはあっけなく敗れることになった(結果は0-1)。
ファーガソン監督は「セットプレイは今後も我々の課題となるかもしれない。相手が我々を脅かしたのはペナルティエリアの外だった。拮抗した良い試合だった」と、満足感を示した。勝負を考えなくてすむ試合だったことを考えると、二つのテーマを遂行できたこと自体に満足しているように聞こえた。
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