2012.11.22

【イングランド】ガラタサライに敗戦も、二つのテーマを遂行したマンU

  • 了戒美子●文 text by Ryokai Yoshiko
  • photo by Getty Images

ガラタサライ戦に先発、トップ下でプレイしたニック・パウエル チャンピオンズリーグ、グループリーグ第4節を終え、全勝で首位突破を決めていたマンチェスター・ユナイテッド。ファーガソン監督は勝負を度外視し、二つのテーマをこのガラタサライ戦に設定していた。

 ひとつは言うまでもなく主力のターンオーバー。二人のエース、ルーニーとファン・ペルシーを遠征に伴わず、またベテランのギグス、スコールズ、ファーディナンドも同様に休ませることができた。ファーガソンの常套手段ではあるが、これが何が何でも勝たねばならない試合だったらまた別だろう。

 二つ目は若手のテスト。とはいえこの日先発したキャリック、エルナンデス、ウェルベックら11人のうちほとんどは、試合によって外れることはあるものの、主力でないとはとても言えない選手たちだ。選手が豊富に揃うマンUならではだろう。

 テストの対象になったのは、まずチャンピオンズズリーグ初先発のパウエル。94年生まれで18歳の彼に攻撃的MFのポジションを与えて試した。残念ながらこの試合の前日、さらに4週間の離脱が明かされた香川真司がこの試合にいたらどうだったのだろうか、と考えてしまう起用でもある。また、左SBのビュットナーはチャンピオンズリーグ2戦目の選手。彼らがどう機能するかは今後の過密日程の中、チームの今後を左右するはずだ。