【ドイツ】香川真司バースデーゴールと試合後に集まった現地報道陣 (2ページ目)
試合は8分に香川があげたゴールにより1−0で勝利した。相手CKからのカウンターで、ブラシコフスキーが中央を独走、いったん左サイドのグロスクロイツにボールを預ける。グロスクロイツが逆サイドのギュンドガンに振ると、ギュンドガンは折り返し、中央に走り込んでいた香川がフリーでヘディングを決めた。
「何人もがゴール前に走り込めていた。(切り替えの速さという)自分たちの良さがでたゴールだった」
ゴールシーン自体はシンプルなカウンターだった。だが、ビルト紙は土曜日開催試合の全ゴール中、ベストゴールにあげ、図解で振り返っていた。ゴールそのものが素晴らしかったこともあるが、ドルトムントへの注目度、そして何より香川への注目度の高さのあらわれだろう。
ミックスゾーンでは、ドイツのテレビ局、新聞社などが熱心に香川のコメントを求めた。香川は通訳を介しながら丁寧に対応し、合計30分以上は話していただろうか。
そんな様子を見ていると、香川も報道陣も、ここでともに過ごす時間が短くなってきたことをお互いに感じているのだろうと思わざるを得ない。この日のゴールで昨季を越える9得点。「1年目の自分の活躍が逆にプレッシャーだった」などと言っていた時期は過ぎ去った。
香川が次の段階に進むことが現実的になってきた。
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