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選手、監督として鹿島アントラーズに在籍したジョルジーニョが古巣の9年ぶりの優勝に祝辞「アリガトウゴザイマシタ!」 (4ページ目)

  • 藤原清美●取材・文 text by Kiyomi Fujiwara

【「当時はサポーターがしょっちゅう家に来ていた」】

――ジーコはあなたの少年時代からのアイドルであり、フラメンゴで一緒にプレーもした仲間でもあります。あなたから見た、鹿島でのジーコはどんな存在ですか?

「鹿島の監督はみんな、試合前のミーティングを、当時ディレクターだったジーコの話で締めくくっていた。すると、選手は全員、彼を食い入るように見つめていたものだ。そして試合中には、さまざまな場面で彼の言葉を思い出すことになる。『ジーコが話していたのはこれだ。そしてこういう時はこうすべきだと言っていた』とね。

 ジーコがもたらしたものは、真剣さ、献身、情熱。そして、サッカーをプレーする喜びだ。また、人としてどうあるべきか。自分が何をするか、どうやってするか、自分がやることをどれほど愛するか。それが"ジーコ・スピリット"だよ。鹿島はその伝統を維持している」

――サポーターとの思い出は?

「日々、愛情を与えてくれたよ。当時はサポーターがしょっちゅう家に来ていたんだ。『渡したいものがあるんだけど』と遠慮がちにプレゼントを持ってね(笑)。そのまま一緒にコーヒーを飲んだこともあれば、それができない時もあった。その時は歯痒かったけどね。みんなを友達のように迎え入れたかったけど、練習や試合で忙しい時もあったから。でも、身近に親しみを感じられたのは、すごく良い思い出だよ」

――サポーターが歌ったジョルジーニョのチャントを、今も覚えていますか?

「♪ジョールジーニョ、オー。ジョールジーニョ、オー。ジョールジーニョ、オーオーオー、オーオオオー♪ こうして歌うだけで泣けてしまうよ。獲得できた数々のタイトルは大きな誇りだ。ただもっと誇りに思うことは、サポーターからあれほど愛されたことだ。鹿嶋は小さな街で、街全体がサッカーで呼吸している。ファンのみんながアントラーズと共に生きているんだ。

 だから、僕らはすべてをピッチに持ち込んだ。勝利への意欲、闘志、友情、サポーターの思いを。『アントラーズ・ファミリー』の一員だったあの日々は、僕の記憶から決して消えることはない」

(つづく)

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