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【Jリーグ】残留争いを続けるアルビレックス新潟の巻き返しはあるか? 監督交代、6人が移籍し新戦力は7人... (2ページ目)

  • 小林 忠●取材・文 text by Kobayashi Tadashi

【序盤の悪い流れから軌道修正できず】

 しかし、いい流れは継続できなかった。積雪とアウェー連戦の影響でクラブハウスに戻れず、大阪などで調整を続けた影響も響いたのか開幕8戦未勝利(4分け4敗)と勝利から遠のいた。樹森前監督と同様、J1初舞台のスタッフも多く、思うように軌道修正できなかった。

 終盤までリードしていてもシステム変更や選手交代が裏目に出て勝ち点を失うゲームも続き、次第に迷いが生じ始めた。日々の練習は失点がかさんだ守備の改善にフォーカスされ、持ち味であるはずの攻撃力を磨くことが減っていった。選手たちは口々に「1対1のバトルなど守備の練習だけで、攻撃の練習はあまりしていない。どう前進し、点を取るかにもっと力を入れたいが...」と話していた。

 これまで積み重ねていたものも、練習で取り組まなければ研ぎ澄まされていかない。結果、自分たちの独自スタイルで押しきるのか、ミドルブロックで構えてカウンターを狙うのかが不明瞭で、方向性を見失った。

 試合に勝てず「前進の手法を変えたほうがいい」と話す選手もいれば、「自分たちの形を貫きたい」と意見はバラバラ。4月19日にホームで京都サンガF.C.に敗れたあとには「外(スタッフ陣)からの具体的な狙いや選手交代の意図が感じられない」と、本音を口にする選手もいた。

 結局、クラブは6月に指揮官の交代を決断。樹森前監督が目指したスタイルは完成形を見せずに終わった。だが、監督交代は今のところ特効薬とはなっておらず、特に失点数はここ4試合で11点と歯止めが効かない。

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